消化器内科
消化器内科
特色
当院では内視鏡は消化器内視鏡学会の専門医が施行しており、年間約5,000件の内視鏡検査を実施し、多数の患者様にご満足いただいております。
※土曜日の検査をご希望の場合もぜひご利用ください。
苦痛のない内視鏡検査
診断能力の優れた内視鏡検査を提供するだけではなく、当院では患者様の苦痛を軽減できるように「苦痛のない内視鏡検査」を目指しております。
特に大腸カメラでは、当院では内視鏡専門医でもある院長が行う軸保持短縮法による 「無痛大腸内視鏡検査」を目指しております。
「大腸カメラがこんなに楽だとは知らなかった!」という喜びの声をいただくことを私たちの使命としています。内視鏡施行後、お休みいただいてからご帰宅いただきますが、静脈麻酔を使用する場合はお車の運転には注意が必要ですので、送迎や公共機関をご利用ください。また静脈麻酔を使用しない内視鏡も可能ですので、スタッフにご希望ください。
主な疾病対象
胆のう結石、膵炎、ウィルス性肝炎、肝硬変、NASH、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変症
消化性(胃・十二指腸)潰瘍、ピロリ感染、胃炎
胃食道逆流症(GERD)、逆流性食道炎、機能性ディスペプシア(FD)、過敏性腸症候群(IBS)
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、ベーチェット病)など
悪性疾患:食道がん、胃腫瘍(腺腫・がん)、大腸ポリープ、大腸がん、胆道がん、膵臓がん、肝がん、GIST、NETなど
主な検査と治療
検査
内視鏡検査
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▪︎胃カメラ(経鼻・経口)
当院では経鼻(鼻から)・経口(くちから)での胃カメラはご自由に選択いただけます。
当院の胃カメラは午前・午後を問わず、 診療時間内は土曜日も常時検査しております。
当院では予約なしでも当日検査可能ですが、待ち時間を短くするため予約をお取りいただくとスムーズです。
当院では夕方診療でも内視鏡が可能ですので、いつでもご来院ください。
午前検査前日夜21時までに軽めの夕食を済ませ、朝食抜きでご来院ください。午後検査朝7時までに軽めの朝食を済ませ、昼食抜きでご来院ください。待ち時間を短縮し、スムーズな診療をご希望される患者様には事前にWEBで胃カメラのご予約をお取りください。
※内視鏡検査の実施は医師の判断と決定によるものです。ご了承ください。
WEBでご予約をいただきますと医師の事前診察がございます。
医師の判断により、検査を行うか判断しますので、食事を止めてご来院ください。
内服薬の中止など、詳しくは当院スタッフにお問い合わせください。
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▪︎大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
誠に申し訳ございませんが、 県内外より多数お問合せを頂戴しておりまして、大腸内視鏡は全例予約制です。検査をご希望の方はこちらからご予約いただくか、当院スタッフにお問い合わせください。
また、前処置に使用する下剤や前日の食事療法など、当院では患者様のニーズに合わせた様々な工夫を行い、ご負担のない検査を目指しております。
日帰りでのポリープ切除など内視鏡治療も積極的に行っております。
外来にてご相談ください。当院では、高い技術を必要とする軸保持短縮法で大腸カメラを挿入することによって「肉体的苦痛」を軽減します。さらに、静脈麻酔を使用し「検査を受ける」という「精神的苦痛」をも軽減します。
当院の「無痛大腸内視鏡検査」とは肉体的・精神的苦痛を軽減した大腸カメラを意味します。※液体ではない錠剤を用いた下剤前処置、たったコップ1杯での下剤前処置も可能ですので、大腸カメラの下剤に苦労された方もぜひご相談ください。
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▪︎内視鏡検査の費用
他検査(便潜血陽性、画像検査、腫瘍マーカー上昇など)の結果、大腸がんが疑われる場合に保険診療で行うことができます。腹痛等の症状のみでは、保険診療として検査をお受けできませんのでご注意ください。
胃内視鏡検査
観察のみ
1割負担¥1,500前後3割負担¥4,000前後観察・ピロリ菌検査
1割負担¥2,000前後3割負担¥6,000前後観察・病理組織検査
1割負担¥2,000-¥3,000前後3割負担¥8,000-¥9,500前後観察・ピロリ菌検査・病理組織検査
1割負担¥3,000前後3割負担¥9,500前後大腸内視鏡検査
観察のみ
1割負担¥2,000前後3割負担¥5,500-¥6,500前後観察・病理組織検査
1割負担¥3,000-¥3,500前後3割負担¥10,000-¥18,000前後日帰り大腸ポリープ切除
1割負担¥6,000-¥8,000前後3割負担¥20,000-¥26,000前後※使用する前処理や薬剤の種類、病理組織検査の数によって費用が前後します。
※内視鏡検査以外の、診察代、処方箋代などは含まれておりません。
※当院での治療・検査日は、厚生労働省告示による診療報酬点数表に基づいております。
※病理組織の検査は組織を一部採取して、炎症の程度やがん細胞が含まれていないなどを調べます。
※大腸ポリープを切除した際は病理組織検査を行い、がん細胞が含まれていないかどうかや、ポリープが完全に取りきれてないかなどを調べます。
大腸CT
大腸CT検査は造影剤入りの下剤を飲んで大腸を炭酸ガスで膨らませた状態でCTを撮影し、画像をコンピューター処理することで、大腸内視鏡と同じような3D画像を得ることができます。
治療が必要な癌や大腸ポリープなどの発見は内視鏡検査と同等の精度と報告されています。
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▪︎保険適応について
他検査(便潜血陽性、画像検査、腫瘍マーカー上昇など)の結果、大腸がんが疑われる場合に保険診療で行うことができます。腹痛等の症状のみでは、保険診療として検査をお受けできませんのでご注意ください。
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▪︎検査の注意点
健診として大腸CTを行う場合は特に制約はございませんが、ヨード造影剤アレルギー、腸閉塞・憩室炎などの腹部症状が6週間以内にあった患者様はご注意ください。
メリット- ・検査中の痛みがほとんどない
- ・事前に飲む下剤の量が少ない
- ・大腸内視鏡が困難な方でも検査ができる
- ・検査時間が短時間である
- ・検査後すぐに日常生活に戻れる
- ・6mm以上のポリープの発見は大腸内視鏡と同等
デメリット- ・ポリープをその場で切除できない
- ・CT撮影に伴う最低限の医療被曝がある
- ・妊娠の可能性のある方は検査できない
治療
内服治療、内視鏡治療(入院/日帰りでの内視鏡治療)、注射治療(点滴・抗がん剤など)など
よくある質問
内視鏡検査の所要時間について
胃カメラは約5−15分程度、大腸カメラは20−30分程度です。ただし、内視鏡検査の際に鎮静剤を使用した場合、検査後にお休み頂くことがほとんどです。来院から帰宅までの時間は、胃カメラは2、3時間前後、大腸カメラは3、4時間前後かかります。お時間には余裕を持って検査を受けられてください。
※鼻からのカメラなど、鎮静剤を使用しなくても楽に受けられる方法もございます。お急ぎの方は医師・看護師にご相談ください。ご帰宅までスムーズに行くように配慮させていただきます。
内視鏡検査のご予約について
当院では胃カメラは予約優先・当日受付可能、大腸カメラは事前予約とさせていただいております。
ただし、事前に受診されていた患者様に限って胃カメラもご予約で施行させていただいております。
ご希望の方は外来にてご相談ください。
内視鏡検査の食事制限について
胃カメラ
胃内を観察するため、午前・午後を問わず、10時間程度は食事を取らないようにしてください。
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★午前に検査を受けられる場合
前日21時までに夕食をお済ませください。
以降、お水とお茶は飲んでいただいて構いません。 -
★午後(16:00−)に検査を受けられる場合
当日朝7時までに朝食をお済ませください。昼食は抜いてください。
以降、お水とお茶は飲んでいただいて構いません。
内視鏡検査の食事制限について
大腸カメラ
胃内を観察するため、午前・午後を問わず、10時間程度は食事を取らないようにしてください。
大腸カメラでは3日前からの食事内容の制限をお願いしております。
繊維の多い食事・消化に悪い食事は控えてください。
例)
海藻類(わかめ・昆布など)、きのこ類、繊維の多い野菜(ふき、ごぼう、にんじん、もやし、ピーマン、玉ねぎ、ネギなど)、種のあるくだもの(キウイ、スイカ、ぶどうなど)、その他(ごま、ピーナッツ、こんにゃくなど)